クラウドワークスのロゴコンペで勝つにはどうすれば良いか
クラウドワークスのロゴデザインコンペに参加してみたけど、なかなか採用されず心が折れそうになっている人は多いかと思います。
それもそのはず、優れたデザインが集まっても、ロゴコンペではひとつのデザインしか採用されません。
(稀に追加採用として後から複数のデザインが採用されることはあります)
それでもロゴをデザインするのが好きだったり、ロゴデザインの勉強をしていて、なんとかロゴコンペで自分のデザインを採用してもらいたいという人向けに、クラウドワークスのロゴコンペで勝つ方法を書いてみます。
クラウドワークスでの実績

少し時間が経っていますが、クラウドワークスではロゴデザインコンペに参加してみて、
ロゴ作成コンペ採用ランキング 月間6位
ロゴ作成コンペ採用ランキング 週間2位
こんな感じでランクインすることができていたので、これから書くことにはある程度信ぴょう性があるかなと思います。
そしてこれは合間合間にコンペに参加しての結果なので、もっと頑張れる人はもっと上を狙うことは可能です。
ロゴデザインコンペに勝つポイント

クラウドワークスのロゴコンペで勝つコツやぼくが実際にやってみた方法を書いていきますが、楽ではないです。
めちゃくちゃ地味で孤独な作業の繰り返し。
案件の募集要項をしっかり読む
ロゴコンペの募集要項には少ない情報しかありません。
ロゴデザインを募集しているクライアントの中には、デザインのことをよくわかっていない素人もたくさん含まれます。
なので、デザイナーに対してどんな情報を渡せばいいのかわからず、必要最低限のことしか記載されていなかったりします。
そこから想像力を働かして、クライアントはなんのためにロゴを必要としていて、そのロゴをどう使用していくかなど、想いを汲み取る必要があります。
それでも募集要項を読んでいて疑問に思ったことや、クライアントに確認しておきたいことがある場合は、どんどんメッセージ機能を使ってコミュニケーションをとるのも有効。
あなたの質問をきっかけにクライアントが情報を追記してくれることもあります。
添付されている参考URLをチェックするのは当然として、参考URLの記載がない場合も、社名や店名で検索して、クライアントの理念なんかを探してみましょう。
多くのコンペに参加すること
どんなに有名なデザイナーでも、どんなに優れたデザイン技術を持っていても、クラウドワークスのロゴデザインコンペに100件応募して100件採用されることはありません。
100%採用される方法がない以上、たくさんのコンペに参加して採用確率を上げることを目指しましょう。
クラウドワークスには、毎日ロゴコンペの案件が追加されていきます。ぼくの場合は1日3件は提案するというノルマを決めて、ロゴコンペに参加したりしていました。
ひとつのロゴをデザインする時間をあらかじめ決めておいて、応募するノルマを決めるわけですが、かなり効率化した作業環境を用意して、日頃から案件を頭に入れてアイデア考えます。
こうすることで、限られた時間でデザインを生み出す練習にもなります。
新着案件から応募する
クラウドソーシングのコンペは少し特殊で、ほとんどが公開コンペになっています。
つまり自分以外の応募者のデザインを誰でも閲覧できてしまう。
これについては賛否両論ありますが、ここでは長くなってしまうので書きません。また別の機会にでも。
ロゴデザインの募集要項を読んでいると、すでに提案されている作品が目に入ります。
すると、目に入った作品の方向性に引っ張られたり、無意識のうちに影響を受けてしまうことがあるので、できれば応募の少ない新着案件から手をつけた方がいいです。
それに、はじめのうちに刺さるデザインを提案できれば、クライアントの心に残りやすく、そのまま即決されることもあります
得意なデザインのジャンルに絞って応募する
クラウドワークスのロゴデザインコンペでは、新しく開業するクリニックからアイドルグループのロゴまでいろんな募集をみることができます。
実際に募集内容に沿ってロゴデザインを考えていると、パッと思いつくものもあれば、まったくイメージが湧かないものがありませんか?
そういう場合は、思い切って自分の得意なジャンルにだけ応募する方が良いです。
どんな案件でもこなすのがプロのデザイナーだ!みたいなことはとりあえず忘れて、まずはロゴコンペで実績をつくることだけを考えましょう。
ちなみにぼくの場合は、建設業や病院といったロゴデザインよりもカフェや個人でやっているお店の方がデザインしやすかったです。
デザインのテイストを頭文字ロゴに絞って提案する
得意なデザインのジャンルに絞って応募するに似ていますが、デザインのテイストを決めてしまうのもコンペで勝つには有効は手段です。
コンペで勝つには数多くの案件にデザインを提案することになるので、これはとにかく効率を重視した方法。
クラウドワークスのロゴデザインコンペの募集要項の中に、クライアントがデザインしてほしいロゴイメージがわかる項目があります。

クライアントがデザインして欲しい社名やお店の名前の頭文字をモチーフにすることになるので、このロゴイメージの中に頭文字ロゴが含まれているコンペだけに絞って応募すると、ロゴデザインの初心者はデザインがしやすいと思います。
この方法のデメリットとしては、デザインの幅が広がらずあまり勉強にはならないことです。
応募したことを忘れる
一生懸命デザインしたものを提案しているので気になってしまいますが、応募したことを忘れてしまうくらいがいいです。
自信作だったのにクライアントからうんともすんともリアクションがなくて、他のデザインが採用されると結構へこむ。
へこむんだけど、これが結構多い。
気にしてたらメンタルがダメになってしまって、他のコンペに参加するのも嫌になることがあるので忘れましょう。
そして、クライアントからの問い合わせがきたら全力で対応です。
こういった地道な作業の繰り返しをすることで、コンペに勝つことができるようになります。
コンペの勝率と付き合い方
ぼくの場合、勝率は20分の1ほど。
20件ロゴデザインコンペに参加して、1件採用がもらえるという感じです。
週5で1日3件応募すると、だいたい2週間に1件受注して納品というペース。
文章で書くと簡単ですが、不採用が続くとめちゃくちゃ病んでくるので、メンタル管理が大切。
本当に。
自信失ってデザインが嫌にならない程度に付き合うのがオススメです。
今回はシンプルにわかりやすく書く為に、クラウドワークスのロゴコンペについて書きましたが、ランサーズや99designsのロゴコンペでも、同じ方法でロゴデザインの採用を勝ち取ることができているので、どのクラウドソーシングサイトでも、基本的には同じかなと思います。
ロゴデザインの参考にオススメの本
この記事を検索で読みに来てくれた人の中には、趣味でデザインをやっていたり、副業としてこれからクラウドワークスをはじめようと思っている人もいると思います。
なので最後に、ぼくが持っている本の中から特にロゴデザインに役立った3冊をご紹介。
こういう参考書的な本って値段が割と高かったりするし、ネットで画像検索するだけでもたくさんロゴの参考になりそうなものは出てくるんだけど、それは皆やっていることなので、できるだけ皆がやっていないところに目を向けるのが大切。
それに、本から学べることやインスピレーション代と考えると安かったりします。
自己投資と捉えて、投資した金額以上の報酬をクラウドソーシングで稼ぎましょう。
Logo Modernism
シンボルマークが数多く掲載されていて、ロゴの歴史を見ることができる。
ロゴマークをデザインするなら持っておいて損はない本なんだけど、この本、とにかく大きくて重たい。

ロゴロジック
高田雄吉氏が手がけたロゴのメイキングを知ることができる本。
どうしてこのデザインになったのか等、ロゴを提案する時の説明文を書く時にも参考になる。

毎日ロゴ 無名デザイナーが365日、毎日ロゴをつくり続け 有名デザイン賞を受賞したロゴデザイン上達法
ロゴデザインのアイデアの出し方や継続することの大切さを学べる良書。
ロゴデザインをする人は必読と言ってもいいと思う。
